ベトナム見聞記 Part1
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ベトナム見聞記−1 ビザ不要だが…

ベトナムを訪れたのは2004年6月1日であった。私にとっては久しぶりの海外旅行である。1999年8月にロサンゼルスに行って以来の実に5年ぶりの海外である。

しかし、今回のベトナム訪問はいろいろな意味で収穫の多かった旅行であった。そこで、ベトナムで見聞きしたことをただつれづれなるままに記してみたい。


それにしても慌ただしい出発であった。現在、ベトナムはビザも要らないし、パスポートの期限も2ヶ月近く残っていたので、安心していた。


そこで早速JTBにハノイ直行便を予約しにいった。ところが、15日間を超えない滞在で、かつパスポートの期限が3ヶ月以上残っている事との条件付であった。

*ベトナムビザ ベトナム大使館


何と出発日10日前である。急いでパスポートの更新を行い、チケットを入手たのは5日前である。なんと慌ただしい出発であったことか!■

*ベトナム社会主義共和国【地図】 アセアン キッズ センター


ハノイ市街を走るオートバイ


ハノイのお店

◆ベトナム見聞記−2 驚いたこと(1)・・・

成田を出発したのが午前10:00で、ハノイのノイバイ国際空港に着いたのが現地時間で午後1:00過ぎであった。日本時間だと午後3:00過ぎである。時差が2時間ある。


知人とベトナムの青年(Mr. Pham Van Tra)が迎えに来てくれていた。このベトナムの青年を私達は、通称トラさんと呼んでいる。この青年にはベトナム滞在中、大変お世話になることになる。


私達は早速タクシーに乗り込み、ハノイ市街へと向かった。ノイバイ国際空港からハノイの市街地までは30分から40分ぐらいで到着する。


しかし、この30・40分の間、「ハラハラドキドキ」の連続であった。空港は郊外にあるので、途中までは舗装道路で片側2車線あり、まだ良かったのだが、それでも制限は無いのかと思うほど運転手はスピードを出すし、クランクションは鳴り放しである。


市街地に入るとこれがまた大変である。まず、オートバイが多いのに驚く。そのため、タクシーの左右両側はオートバイに囲まれた状態である。それから日本と違って、信号機が極めて少ないので、市街地にもかかわらず結構スピードを出している。しかも、抜きつ抜かれつの状態が続き、クランクションの音はあちこちから発せられる。


さらに、車線なんかはあって無いようなもので、オートバイは中央車線をはみ出すし、対向車もオートバイを避けようとして車線ギリギリまで出てくる。交通ルールなんてものがあるのかと疑いたくなる。これが、日本だと事故は多発し、ドライバー同士のいざこざも頻繁におこっているに違いない。


こうした状況の中で、私はタクシーの中で足を踏ん張った状態が続いた。ホテルに着いた時は、もうヘトヘトであった。ベトナムに来て驚きの第一歩である。この先が思いやられる。


町中を疾走するバイク


バイクに乗った女性


中央線ぎりぎりの対向車

◆ベトナム見聞記−3 驚いたこと(2)・・・

ホテルに着いたのは、現地時間で午後2時を少しまわった頃である。まだ足がガクガクしていた。ホテルはハノイ市街にあるHoabinh Hotelである。

住所は 27 Ly Thuong Kiet Street, Hanoi, Vietnam
Tel:84-4-8253315、Fax:84-4-8269818
である。


早速、ホテルの受付カウンターでチェックインをする。このホテルは中位クラスらしい。外国人を対象にしたホテルはいっぱいあるらしいが、ベトナムの人に予約して頂いたので、値段の割にはなかなか立派なホテルであった。やはり旅をする時は、地元の人の紹介に限ると実感した。


部屋で一休みした後、ロビーカウンターで、円をベトナム通貨であるドンに両替してもらった。1万円紙幣を渡すと電卓をたたいた後、「135万ドンです」と言われ、紙幣を渡された。急に大金持ちになったような気がした。ただ、少し経って、渡した1万円札は少し破損していたので、担当者から1万円札をチェンジしてくれと言われた。どうも外国紙幣は真新しいものでないといけないらしい。


それにしても、ベトナムの物価が安いのには驚いた。ホテルも3泊4日朝食付で15,000円ぐらい、タクシーもちょっと乗ったぐらいだと100円以下ですむみたいだ。ベトナムの民族衣装であるアオザイ1着が800円弱で、1時間ぐらいで仕立ててくれる。聞いた話によると大卒の初任給が1万円前後(月給)らしい。外国人相手や観光客相手の店にいかなければ結構安くすむ。


Hoabinh Hotel の全景


ホテルのロビー


ホテルの部屋

◆ベトナム見聞記−4 驚いたこと(3)・・・

翌日、朝の5時過ぎに目を覚まされた。なぜかと言うと、あのオートバイの絶え間ないクランクションの音が深い眠りから起こしてくれたのだった。きっとこの時間からベトナムの人の仕事が始まるのだろう。


8時になったので1階の食堂に行き、朝食をとることにした。朝食は、バイキング形式で、フォーや野菜、果物、ソーセージ、ハムなど豊富な品数が並んでいた。フォーは日本で言う「うどん」である。日本の「うどん」は小麦粉を麺にしているが、フォーはお米を麺にしたものである。この麺をスープにいれて、野菜とビーフまたはチキンをかけて食べるのである。私は鶏インフルエンザが怖かったので、ビーフにした。なかなかの美味である。


今日は海の桂林といわれているハロン湾に行くか、それともハノイ市内を見物するかで迷っていた。ハロン湾に行くと一日費やすので、ハノイ市内を見て回ろうと言うことになった。そこで、ベトナムの青年トラさんにどこが良いか聞いてみた。


結論として、ベトナムの英雄ホーチミン主席の遺体を安置しているホーチミン廟に行こうと言うことになった。


ホテルからタクシーに乗り、10分ぐらいでホーチミン廟に着いた。着いてみたところ、道路には長蛇の列である。廟に入るには1時間ぐらいかかるとの事である。列の最後尾に並び、少しずつ進むのを待った。


いよいよ入り口にさしかかった途端、手荷物を受付に預けなければならなくなる。カメラ、ビデオカメラ等の持ち込みが禁止されているらしい。さらに、安置場所に入る直前には、金属探知器のような門を潜らなければならない。ノイバイ国際空港の入出国審査より厳重である。また、衛兵があちこちで見張っており、列から離れたりすると注意される。
ホーチミン主席の遺体安置の部屋に入ると、部屋全体は薄暗く、遺体だけがスポットライトを浴びていた。遺体の周りには4人の衛兵が直立不動で立っていた。最初はロウ人形かと思ったぐらいである。


ハノイ市内では警察の姿はあまり見られないし、兵士などは全くみられない。それに比べるとこのホーチミン廟の厳重な警戒は驚くばかりである。


ホーチミン廟


>ホーチミン主席の住んでいた家


ホーチミン主席の生まれた家?

◆ベトナム見聞記−5 バッチャンにて・・・

昼ご飯は、ベトナムの普通の人が行くフォーを食べさせてくれる店に行った。ここでまたフォーを食べたが、何回食べても飽きない。これはスープが薄口であっさりしているため、日本人の嗜好に合っているのだろう。ただ、このフォーは欧米人にも人気だそうである。


腹ごしらえをした後、ハノイ郊外にあるバッチャンへとタクシーで向かった。まだ、ベトナムの交通ルールには慣れていないので、タクシーの中では足を踏ん張ったままである。ハノイ市街からホン川を渡り、川沿いに沿って進むと、およそ30分でバッチャンに着いた。バッチャンはベトナム屈指の焼き物の産地である。


タクシーから降りると、いたるところに焼き物の店がある。目に入る店を片端から訪ねて見た。どの店にも多くの陶器が並べられている。しかし、店ごとに個性があるらしく、絵模様、形、色使い、焼き方など微妙に違っている。日本のように外国で大量に生産して、安く売るのとは明らかにに違っていた。


何件目かの店に入った時、コーヒーカップが目に入った。手に取って見るとなかなか良かったので、買うことにした。1個1ドルで、2個買ったので2ドルである。私はドルを持っていなかったので、ドンで払うことにした。ところがこの支払いが大変である。1ドンがだいたい0.007円であるから、2ドルだと31,430ドンぐらいである。この通貨単位に慣れないばかりか、どの紙幣を払って良いのかもわからない。結局トラさんに紙幣を渡し、払ってもらう。


また何件か店をまわったところで、今度は徳利とお猪口とお皿の3点セットが目にとまった。値段は4ドルとかかれてあった。早速店の人に3ドルにならないかと値切ってみたのだが、なかなか「Yes」とは言わない。そこで、お皿を小さいものに換えたりして、再交渉である。やっとのことで3ドルにしてもらった。日本だと1ドルぐらいどうでも良いと思うのだが、ベトナムの人にとっては、大変な額になるのだろう。日本人には「たかが1ドル」でも、ベトナムの人にとっては「されど1ドル」なのだろう。


バッチャンで買ったコーヒーカップと徳利など一式は、破損することなく、日本に持ち帰ることができた。そして、時々このカップでコーヒーや紅茶を飲んだり、徳利でお酒を飲んだりしている。ベトナムの風景を想い出しながら・・・


*バッチャン焼 【画像】

バッチャン村に行く途中


バッチャンのメインストリート


お店の人




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